20th Anniversary

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イーエックスネットコムは使いやすいユーザーインタフェースを提供したいと思い2000年に創業した会社である。
もともとプログラムを趣味にしていた私が、1999年にあるお客さんのシステム導入時に思った事がキッカケだった。
1999年某日　某大手商事会社にPCを設定しそのPCのインターネットエクスプローラーのホーム設定をヤフーにした。そしてお客さんに設定完了の旨を伝えると、「このサイトはどういう風に使うのかな？」
そんな質問をエリート営業マンは私にしてきた。
当時のヤフーは今のようなサイトではなく、単なる検索ワードを入力出来るだけの画面だ。
つまり検索しか出来ないインタフェースなのに、このような質問が出た。
当時は1人1台のPC環境では無かったし、スマホも無い時代。検索といっても何を検索するの？という時代背景だったのだ。

当時の私はこの時、どんなに優れたシステムでもユーザーインタフェースが良くなければ使えないんだなと思った。紙と鉛筆のような立ち位置にコンピューターもインターネットも無かったという事を感じたのであった。

だから、このコンピュータもインターネットも使うのが当たり前の検索ネィティブ時代でも、「わかりやすい」、「かっこいい」、「使いやすい」インタフェースを提供したいと思っている。なんのストレスも感じない、使ってみて嬉しくなるシステムやサイトを作っていきたいと思っているのだ。

デジタルトランスフォーメーションという言葉が最近氾濫している。
このDXの進化を見ていると、情報を受けとる手段は電話やFAXからPCになりスマホにまずなった。そしてこれがメガネやイヤホンになり、そして網膜になる。チップ埋め込みなどはもちろん空間映像のようになるだろう。スターウォーズのような世界だ。

しかしここで観点を変えるとどうなる？

例えば見方を変えれば昨今のビデオ会議はドラえもんのどこでもドアみたいなものでもある。
つまり「使い方」「使いやすさ」っていうものが一番大事なんだろうと思っている。この見方、観点を含めた思考の柔軟さなど、五感をフルに生かしてモノを作っていきたい。
使いやすいシステムやサイトをたくさん作って、それで笑顔になる人を増やしたい。

その笑顔を見て私達も笑顔になりたい。
小さいころに見たスーパージェッターの足音が街並みに聞こえるようになった時に、いろんなところに私たちの作った使いやすいシステムが溢れる世の中にしたいと思っている。

2020.06.08　 代表取締役社長 　石川 竜也